葬儀の形

自然葬

死ぬ前に読んでほしいこと

密葬

もしもの備えに

密葬とは、死者の家族やごく近しい親類・友人のみで小規模に行われる葬儀のこと。規模は規定されていないので、500人規模の密葬もあれば1人しか会葬者の居ない式もある。

概要

通常、葬儀を行う場合は新聞に死亡広告を出したり、可能な限りの親類・知人にその旨を連絡し、なるべく多くの人に参列してもらえるようにするべきとされるが、葬儀にあまり費用や人員を充てられない時や、多数の参列者による混乱を避ける目的、近しい人だけで故人を送りたいという遺族の希望などで密葬が選択されることがある。

元々「密葬」は、有力者や有名人などが死去した際、準備に時間が掛かる(大規模な)本葬を行う場合に、それに先立って行われる内輪での葬儀を指していたが、今では、単に通常と比べて小規模に行われる葬儀を指すことが多い。この場合、本葬は行われないか、社葬など別の形をもって執り行われることもある。

著名人、特に芸能人などでは、故人が本人の場合だけでなく家族などであっても、普段親交のある人が大勢集まることになる。また、ファンなど、故人や家族と交友のない人々の参列者も多くなりがちである。参列者以外にもマスコミが殺到し、その取材や資機材などで混乱することが多い。更にマスメディアへの露出を狙って、あまり交流がないのに集まってくる人まで出てきたりする。このような場合に、自宅や斎場周辺の混乱を避けるため、親類縁者や本当に親しい人たちに静かに故人を送り出して貰うためなどの目的で、密葬で弔われることが多い。このような場合は、関係者有志(友人・仲間)や、芸能人では所属事務所などによって別途、一般向けの「お別れ会」が催されることもある。

また、大企業の経営者のような場合は、社員や関係会社、取引先など、本人や家族の親交に関わりなく、参列者が多くなる。このような場合は会社によって社葬が執り行われ、それらの参列者を受け持ち、家族や親類の内輪だけの葬儀として密葬が先だって行われることが多い。政治家なども同様である。

密葬は小規模という点で家族葬と混同されがちだが、家族葬とは同義ではない。

後悔しない葬儀選び

死亡広告

死亡広告(しぼうこうこく)は、新聞などの情報誌に死亡を伝える広告。新聞社などが独自の判断で著名人の死を掲載する記事は死亡記事(訃報)と言い、死亡広告に該当しない。

通称「お悔やみ欄」などとも呼ばれる。

死亡広告では通常、物故者の死亡年月日・享年・自宅・葬儀日程・葬儀場所・喪主・葬儀委員長が記載される。

死亡広告に記載するか否か、どの新聞に記載するかなどは通常遺族の判断に任される。なお、近年では遺族の希望に基づいて葬儀社が手続きを代行してくれるケースや、葬儀終了後に載せるケースも少なくない。また、後者のケースは故人の遺志で親戚のみでの家族葬・密葬を行い、部外者の供物・献花・香典を辞退する旨の広告になることが多い。

日本において最初に死亡広告が掲載されたのは、1873年1月14日の『日新真事誌』紙上における外務少輔上野景範の父の死亡広告(12日死亡、15日出棺)。

沖縄県における死亡広告

通常全国紙や地方紙、ブロック紙では、希望者のみではあるが毎日多くの死亡広告が載せられている。通常親戚の死亡は死亡広告と電話で知らせるのが原則であるが、沖縄県では一般人でも電話では知らせず、地元紙に死亡広告を出して親族に見つけてもらうのが普通である(そのため葬儀には遠戚も参列し、焼香は1時間では終わらない)。そのため、沖縄県では朝に自分が参列しなければならないような葬儀がないか地元紙で確認するようにしている。